ショーバン先生メモ乱ダム  ―山口昌伴
by douguology_news
道具学会事務局
〒169-0074
東京都新宿区北新宿1-30-30
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〔個人会員〕
入会金¥6,000
年会費¥12,000
〔学生会員〕
入会金¥3,000
年会費¥6,000

カテゴリ
全体
反転の道具学
髑髏盃の呼び名 わかる!
椀、碗ワンワン物語り
坐る文化研究所へ
ライカとタンコロ
飛切豪邸遠山家住宅見学
水割り論文、ハイボール論文
扇風機の愉怪な歴史
玉手箱とパンドラの箱
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玉手箱とパンドラの箱

 『Better Strage』誌が送られてきた。日本ファイリング(株)の季刊広報誌。
 日本ファイリングは図書館の書庫や物流倉庫のラックシステムなど、大量多種のモノを仕舞ったりとり出したりする収納什器を製造している大道具メーカーである。
 ショーバン先生は表紙(表1)と裏表紙(表4)で連載を続けている。
 [仕舞う]収納の道具文化誌─道具学会理事・山口昌伴。
 ショーバン先生のおお真面目に取り組んでいる学術エッセイである。
 今回(2006.No1号)第15回は「錠前と封緘」(じょうまえとふうかん)。
 表紙(写真1)は奈良市の春日大社宝蔵の閂錠に組紐の封緘を結んだもの。本来は封緘だけで充分の「あけてはいけない」掟の力を発揮できたのだが、時代が降るとその威力を理解できない輩(やから)が気楽に紐を解く怖れが出てきたので一応閂錠を付け足したのである。
 宝蔵でも正倉院の方は白紙を折った封緘で結ってあり、勅封だからそれだけで済ませている(筈である)。
 この、論旨にぴったりの撮影対象を見つけ出したミュー編集事務所の力量にショーバン先生は感動し、感銘している。じつはショーバン先生は正倉院の勅封に相当する写真を撮ってほしい、と要求しただけ。それでここまで肉迫してくれたのはミュー編集事務所の森田一(はじめ)さん。
 『Better Strage』誌本文のアトラクション頁では森田さんが全国の蔵をめぐりあるいて「蔵に見てきた」なる取材記事を本号で138回目。138の仕舞う文化を見てきた人。是非道具学会に入会して、道具蔵ガイドとして活躍して、収納と取り出しの道具論、研究会のヌシになってほしいと入会をすすめている。
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▲春日大社宝蔵。もとは封緘だけでOKだったのに閂錠をつけ足している。
 これもじつは日本ではシンボルでしかない(『Better Strage』誌表より)

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▲櫃(チェスト)の錠前で17世紀イタリア製

イタリア製の複雑な機械(からくり)の精巧な錠前はショーバン先生蔵書から出したもの。その蔵書とは道具学会・季刊道具学論集(ヨコ組)9号のフランス探検報告で山口が大々的に引用したトゥルネルさんの鉄器博物館に並ぶ全コレクションを収録したドーバープレスの図録集である。
 第15回学術エッセイの主旨。あけたらパッと白煙、の浦島太郎の玉手箱は組紐で結んだだけ。パンドラの箱には錠前がついていて、パンドラはその鍵(キー)を握っていた。
 封緘は、解いたり引き千切ったりすれば難なくあく。だが封緘が結んであれば無断で解いてはいけない約束だった。掟なり戒律なりがソフトな錠鍵としての規制力となっていたのであった。
 錠鍵は、いわば番人、見張り人の器械化である。西欧文明のハード依存の物質を端的に証しているのが、十字軍の騎士たちが留守中の妻の貞操を守らせるのに、鉄製の枠をはめて鍵を掛けた、貞操帯である、と文を結んでいる。
 連載の次回は箱階段─何が入っていたか、から日本人の収納整理力欠落という性格を暴露し、台所を箪笥化したシステムキッチン願望の正体を射抜いてみせようと腕をこまねいている。
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by douguology_news | 2006-04-10 16:46 | 玉手箱とパンドラの箱

扇風機の愉怪(くわい)な歴史

 あんまり口惜しいので件(くだん)の水割り論文の内容をここに叱る。
 電気扇風器の変遷に関する論文だというから面白いカモと査読を申し受けたのだが、ショーバン先生ウブすぎるな。
 今どきの審査請求論文書こうなんて動機は不純な点数稼ぎがほとんどだからねぇ─おいオイ、学会事務局がソンナこと言って!いいんだよ。点数稼ぎ論文はお断りだ。面白いもんは滅多にないこと先刻承知の筈なのに面白いカモと手を出したのは迂闊(うかつ)だった。
 その駄論文、扇風器のお面─羽根の前面をカバーするガードのデザインの変遷をひたすら集めている。それも特許と実用新案、意匠登録から100点も集めている。これは今どき座して集められる。キーボードポチポチ。あとは論文に申請者から番号まで写し取ればいい。雑誌からも広告画像を加えている。その丹念な正確さは、ショーバン先生には無理なだけに感嘆敬服する。丹念正確だけでアカデミックな業績の見栄えを磨いているのが、中味がナイのはアカデミックじゃなくてバカデミック。
 そういう単脳な人に言ってきかせて無駄とは思ったがこんなことを書いてやった。扇風器は団扇、扇子の器械化である。客を団扇で煽ぐマナーが首振りになって自分も煽ぐ都合がついた、そういう「もてなしの心」の喪失を書け。糸車に団扇を放射状につけた手廻し扇風器から変遷を書きはじめよ。首ふりから首の伸縮、香水を仕込む香る扇風器まで、手をかえ品をかえの工夫の面白さを丹念に調べて、ついにファジー空調機のまえに絶滅種に成りさがる「面白ろうてやがて悲しい生きのびるための扇風器のデザイン史」を書け。と書き送った。
 ショーバン先生がこれをやれば「扇風器の愉快な─いや愉怪(くわい)な歴史」になって、脱線転覆抱腹絶倒、だが本がくくわいの体面にかかわる、とホカデミズム先生にペケにされること請け合い。
 この全面ガード御仁ならそのキ印付き真面目(まじめ)さが活きて、じっくり可笑しい魅惑的な悩殺─いや、脳殺カクテル、脳味増ステア(掻き混ぜ)カクテルが出来上がるだろうと思うのだが、ドーモそこまで成長する気配がないなァ。また一人、どうにも面白ない先生が増えるのか。嗚(ああ)呼(ああ)、亜~亜(あ~あ)、大学にも登校拒否の時代がくるなァ。
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by douguology_news | 2006-04-09 16:45 | 扇風機の愉怪な歴史

水割り論文、ハイボール論文

 S学会に投稿された審査請求論文一件を査読する。
 論文形式は非の打ちどころ皆無の満点。内容は絶無なぁんもナイので零点。何か光るものがないかと字面を探しまわるが、100点満点で5点より出せん。
 講評欄に不満と欠点を挙げて内容を満点にする手法を懇切丁寧に書いて、折角の日曜、桜の花見も棒に振ってしまった。被害甚大、どうしてくれる!
 点数稼ぎの水割り論文だ。同様のネタをベースに、せめてハイボール論文に仕立て、新ネタを加えてレディーキラー論文、同学を酔わせる悩殺─いや悩殺カクテルに仕立てる手口を大サービスだ。ロハ(只=ただ)で教えてしまった。
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by douguology_news | 2006-04-09 16:37 | 水割り論文、ハイボール論文

源氏物語を読む部屋

 水栓があれば茶がたてられる。ここに文机(ふづくえ)ひとつ置き、源氏物語五十四帖を置いたらどうか。
 普段はくそ忙しくて、ついに一生読み通しそびれそうな大長篇。この小部屋を「源氏物語を読む部屋」にするのだ。風呂は必ず入る。風呂からあがったら浴衣になって、つづきを読んでいく。贅沢な間取りならそういう部屋の配しかたがあるだろう─自分でそうするには、まずしこたま金を稼がねばならんなァ。
 いまはまだその序の口をやってるところだ。─で、おトシは?ルセエ!!(うるせえ)。
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▲二階の洋風応接間(遠山記念館ブックレットより)

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by douguology_news | 2006-04-08 16:33 | 飛切豪邸遠山家住宅見学

絶品の水道蛇口

 たとえば風呂場では3帖の脱衣室があって純和風、障子ごしに小庭が見える。壁ぎわは茶室にあるような水屋があって、そこにある水栓が銅製・細身の長頸(くび)、玉ハンドル、これまで目にした水栓ではもっとも雅趣に富んだ絶品である。
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▲一階の大座敷(遠山記念館ブックレットより)

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by douguology_news | 2006-04-08 16:30 | 飛切豪邸遠山家住宅見学

飛切豪邸遠山家住宅見学

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▲生家再興を果たした遠山家の主屋、玄関口(遠山記念館ブックレットより)

14:00。午後は見学会。
 川越からほど近い川島町の遠山邸は日興澄券の創立者・遠山元一(1890~1972)が没落した生家を再興し、老母に住まわせた。昭和8年から2年7ヶ月をかけて建築、1968年法人化して、遠山元一が金に糸目とつけずに蒐集した膨大な「お宝」は敷地内に建てられた遠山美術館でテーマ展示が続けられている。
 敷地は建坪で400坪。東棟は生家の再興を目(もく)したものだから豪農風茅葺き民家。中棟は洋室も加えた和洋折衷の、昭和初期東京風豪邸、西棟は老母の安住の家で数寄屋風造り。すべての部分に高い見識をもって創意趣向を凝らしているのでベンキョーになるナル。
 広大な造作の一大集積だから、ショーバン先生は毎回テーマをかかえて見物に通っている。今日は床(ゆか)を見に行くのだ、畳や畳縁(へり)、フローリング、人造石研ぎ出しタイル、などなど。別の日は「あかり」に注目してまわる。座敷の和風シャンデリアから廊下の壁付ランプまで、みなデザインを匠(たく)んだ注文製作ものだから、いちいち面白い。別の日は風呂場まわりと台所。
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by douguology_news | 2006-04-08 16:22 | 飛切豪邸遠山家住宅見学

ドイツのライカとクアラルンプールのタンコロ

AM11:00。
 そんなこんなで今日は「床(ゆか)の住まい術研究会(仮称─ショーバン先生は命名癖があり、勝手にどんどん名付親)」。
 新埜好一さんが「畳の藺草の芯を使う燈明皿や和蝋燭のはなし」(藺草は一名燈芯草)で、燈明の話題は忽然(こつぜん)マレー半島マラッカ海峡に及ぶ。
 クアラルンプール駐在の和田啓志会員は新埜さん主催の道具学会「道具を語る会in SAITAMA」のとある研究会に出席したのが病因で道具学会に入院(入会)した道具病患者(精神棟)。
 和田会員はもともと金属偏愛パラノイア症だったから道具学会入院の素質はあった。金属偏愛症はカメラ写真機の方で、道具偏執狂自慰誌「季刊道具学」12号「みる道具」にLEICA M3型レンジファインダーの溺愛ぶりをみっちり書き込んでいる。
 その和田啓志さんがクアラルンプールに単身赴任。新埜さんが「歩けあるけの道具学」に好都合とクアラルンプールに和田会員を訪ね、日帰りが可能な古い港町マラッカへも「歩き」に行った。そして、マラッカの古道具屋で意想外の道具を発見。
マラッカで発見、日本の燈明「たんころ」
 燈明のうちではもっとも安く、もっとも広く用いられた燈芯を立てやすい燈具、「たんころ」と日本で呼んでいたものとそっくりのがゴロゴロある。それを新埜さん、二束三文(マレーシアだから3ヶ50リンギットか。1RM=約30円)を1ヶ450円の安値で買いこんできた(注:日本の骨董屋では、1ヶ2,000~30,000円もする?)。150年前まではオランダ人が使っていたので、15RM(450円)。マレーシア人が経営するクラフトショップでは、同じデザインの「たんころ」を3RM(90円)で売っていた。
 マラッカといえばフランシスコ・ド・ザビエルさん。イエズス会の宣教師で東方への伝道のためインドを経てマラッカに一時期住んで、日本にやってきて各地を伝道して歩いた。
 この「たんころ」もしやザビエルさんがマラッカから持ってきて(1549年・天文18年に来日)、三百年がかりで日本中に普及を遂げ、大昔から日本にあったような「素(そ)しらぬ顔してる」道具なんではないか。
 日本にはソーユー道具がけっこうある、いや、ありスギなのだ→研究論文受付中。
 さあ!新学説だ、これでこれまでの民具学をこてんぱんに─日本民具学会に道具学会完勝したらザマアミロ─ブログとはいえ汚い言葉はいけません、様(ざま)をご覧くださいまし、も妙─いや、よく思い直してみたらショーバン先生も民具学会の会員だった、学会間セクショナリズムはいけません。ともかく先の実証的研究のため道具学会マラッカ探検を催行するぞ。
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by douguology_news | 2006-04-08 16:18 | ライカとタンコロ

坐る文化研究所へ

9:30。池袋駅に向かう。東武東上線で川越の畳屋さんへ。
 その昔、小江戸と呼ばれた川港、川越市で四代目を継ぐ畳屋さん岡田本店。当主の岡田社長は畳の品質と技術を知り尽くした熟年の働きざかり。
 和の文化は畳の上に花ひらく。お茶やお花にしても和の感性を研ぐには最上等の畳の上でなければと本職の使命を意気軒昂(けんこう)。
 なのだが今どき「よい畳」の「よさ」を判ってくれる人は僅かで、ついつい一人相撲(ずもう)になりがち。
 厚さ25ミリのスタイロフォームに木質繊維ボードの化学タタミ、安物の踏みごたえもなぁんもないパネルの上に坐って芸事じゃ身が入るわけばねえや。以下の悪口雑言(あっこうぞうごん)はショーバン先生の言。
 ボードの上に薄縁(うすべり)かぶせて坐ってるんじゃお菰(こも)さん(今いうホームレスさん ─あ、差別用語だったらごめん。お家(うち)の不自由な人)と同じヤンカァ。お金持ちがそんな安モンに坐って喜んでちゃ、畳がスタル、いい畳が売れるわけが無(ね)ぇ(ショーバン雑言ここまで)。
 岡田当首、畳に精通するこの生業(なりわい)をたいへん誇りに思っているが、売れなくちゃあ宝が持ち腐れる。今どきよりもっと畳に見識を持つ人が減っていたら四代目に後を継げとも言うに言われなくなる。
 そこで良い畳の見識を広める事業を始めた。一階は事務所と工房なので、まずその2階に畳ショールームを開いて全国の藺草表を集めて見較べ、触り較べられるようにして、肌ざわりの実感で選んでもらえるように。
 それから例のコジキボード(文責山口)と、本物の藁床畳を踏みくらべ、坐りくらべてもらう。本物の藁床(わらどこ)畳は高さ60cmに積みあげた藁を踏みつけては縫い踏みつけては縫って(地団駄を踏むとはこの畳床づくりをいう)5cmの厚さに「たたむ」。
 さらに資料を集め、研究会を開くために「坐る文化研究所」をつくろう、と準備をはじめた。これを道具学会が知恵と人材の方面で支援している。
 06年4月現在「坐る文化研究所」開設準備室は道具学会「道具を語る会」を連発してきた新埜好一さんが担当。今日はその第2回研究会。
 その動きとは別にショーバン先生は、WEBマガジンに「世界一周「たたみ」の旅─床(ゆか)の文化誌」を連載している。
 野辺公一さんが主導している「地域マスター工務店・住宅づくりのすみからすみまでマガジン「住宅考房」 ─住宅道具考」。いわば「床の文化」の見なおしが、今年は同時多発しているのである。
 考えて見れば、世界人類はたいてい床の上で暮らしている(ベッドも床(ゆか)であり床(とこ)である)。床は人類の発明、伝承してきた重要文化財であり、世界遺産─いや、今も使っているんだから遺産はおかしい、世界財産だ。
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by douguology_news | 2006-04-08 16:03 | 坐る文化研究所へ

わん、椀、碗ワンワン物語り

 東京新聞のトピックスで髑髏盃をガバラわんと呼称が判ったのは有難かったが、記事に「ガバラ碗」とあったのを「引用」だからとそのまま碗と書き写したが、気になってイカン。道具学の根幹は言語学にあり。道具学は国語学だ、とまで言っているショーバン先生としては一言断りを入れないわけにはいかない。
 漢字には、その物がどんな材料でデキテルカも付記してある。
 わんは土器なら土偏に宛のわん、石材や石ものといわれる磁器なら石偏の碗、木地デキなら椀、金属製なら金偏に宛である。
 家事評論家の元祖・清少納言もあの列挙手法で「あてなるもの(高貴な、上品なもの)を挙げる中で「削り氷(ひ)に甘葛(あまづら)入りて、あたらしき"かなまり"(金偏に宛)に入れたる」と書き分けている。
 さて材料が髑髏のバヤイはドーすべえか、というのがここでのモンダイである。頭の骨だから頭の豆偏を採るなら豆宛でいいのだがどうしてもエンドウマメと思われてしまう。骨偏に旁(つくり)の宛を付けて造字するしかなかろう。
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by douguology_news | 2006-04-07 19:59 | 椀、碗ワンワン物語り

髑髏盃の呼び名 わかる!

 大陸中国の西北辺境・少数民族の村で121人ぶんの頭蓋骨が捨てられているのが発見された(東京新聞06.4.7付)。
 すわ!大量殺戮事件かと捜索の結果、墓地に埋葬された遺体から外して集めた髑髏と判明。工芸品を造る材料として集めたものと判った。
 頭蓋骨を眉の上で水平に、鋸切りでスッパリ切ると器・うつわになる。内側に銀箔を張って酒器にする。
 この村ではチベット・ラマ教の儀器ガバラ盃を制作している、刑事立件ならず、と。
 ガバラ盃と呼ぶのかァ!
 道具学会の編集会議室の棚にはそのガバラ盃が陳列されている。チベット高原からヒマラヤを越えてネパールに流出したもの。ショーバン先生がカトマンドゥの骨董屋で1983年に入手。
 日本でも戦国時代に敵将の首級を挙げると髑髏盃にして祝盃をあげた。
 道具学会チベット探検(02年8月、12名)ではショーバン先生、ガバラ盃をもっと手に入れておこうと四川省成都のチベット人街でもラサの骨董街でも十余箇の髑髏盃を見つけて吟味したが、いずれも手持ちのものより風格がずっと格おちする物だったため、一箇も買わなかった。
 なかなか骨相のいい頭蓋骨って、無いもんだなァ。
 あ、頭蓋骨の骨相、ですか。カトマンドゥで見くらべて歩いたんだけど、いろいろあるんですよ。いかにも気の弱そうなのとか、ズルそうなのとか。ショーバン先生の手に入れたのは─生きているときいかにも洒落がわかる頭だったふうの洒落頭─しゃれこうべ。はい、駄洒落でスンマヘン。
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▲チベットのガバラ髑髏杯
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by douguology_news | 2006-04-07 15:08 | 髑髏盃の呼び名 わかる!